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出会いの王道「食パンをくわえた美少女とぶつかるのか」検証

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バレンタインなので恋愛系の話題をします。

皆さんも一度はマンガなどで目にしたことがあると思いますが、出会いには「食パンくわえて曲がり角」という王道があります。

古典とも言えるほど、圧倒的に「何の変哲もない運命的な出会い」です。

流れとしては以下のような感じ。

  1. 食パンをくわえた美少女が「ちこくちこくー」と走っている
  2. 自分も急いでいたので、その美少女と曲がり角で衝突してしまう
  3. ぶつかったことで軽くケンカする(任意)
  4. 学校についたらさっきの美少女が転校生としてやってくる
  5. 「あー!お前はさっきのー!」的な展開
  6. 色々あって恋仲になる

(※視点および転校生は男女どちらでもOK)

非常にありふれた光景で、出会いの王道とも言える展開ながら、実際に体験したという話は聞いたことがありません。

ということで、今回はこの「食パンくわえて曲がり角」という出会いが実際に起きるのかどうか、検証してみたいと思います。

経験からの検証

前提として、僕が通っていた中学校はなぜか学区(?)の一番南に位置していて、僕は一番北に住んでいました。そのため、学校までの道のりで出会えない相手というのはかなり少なかったです。

また、もう一つの前提として、僕は朝起きるのがかなり苦手でした。なので朝ごはんを家で食べるということはほとんどなく、毎朝、親から無理やり渡された食パンやおにぎりをくわえて家を飛び出していました。

言うなれば僕が美少女側の要素をほぼ毎日満たしていたわけです。これで僕が美少女だったら行程1は満たせるということになります。

ただ、2が難関です。

まず、遅刻ギリギリで走っていると同じ学校の生徒を見かけることがほとんどありません。周りを見渡しても遅刻ギリギリで走っている生徒はほぼ存在せず、その少ない生徒の中で食パンくわえている人は皆無でした。

そして、ここが重要なんですが、3年に渡る遅刻ギリギリ生活で誰ともぶつかることはありませんでした。すれ違う大人とぶつかりそうになったこと、なら2~3回あるっていう程度です。

そのため経験から言わせてもらうと、食パンくわえた美少女にぶつかる確率は極めて低いと言えます。

そして、大人になってから改めて考察してみました。

運命的な出会いを果たす2人は「行き先が同じ」

なぜ食パンをくわえた美少女とぶつかることが無かったのか、というか、なぜ人にぶつかることが無かったのか。

このことについて、僕はひとつ勘違いをしたまま生きていました。

危うく大人にぶつかりかけたことはあったものの、うまいことステップで避けたから、どんくさい人しかぶつからないものと思っていたのです。

大事なのは「ぶつかる2人が同じ学校に通う」というところです。残念ながら僕は大人にぶつかりそうになったことはあったものの、同じ学校の生徒とぶつかりそうになったことはありません。

ここが非常に重要なので、ちょっと図で見てみましょう。

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まず、すごく単純に僕と美少女の、家から学校までの道のりを書くとこのようになります。黒が僕で、赤が美少女ですね。

実際にはもっと複雑な道ですし、どこかで交わることになりますが、2人が向かう先は同じです。ここがキモなので、ひとまず記憶しておいてください。

人の行動には理由がある

同じところへ向かう場合、2人がぶつかるためには曲がり角が必要です。そこで、次に考えておきたいのが、人の行動には理由があるということです。

例えばスタートとゴールが決まっている道のりであれば、曲がり角での行動は通常、以下のような図になるはずです。

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急いでいるわけですから、基本的には最短ルートを通りますよね。スピードを落とさないために少し膨らむことはあると思いますが、AからCへ行くためには、このようなルート取りをするはずです。

Cの方向から来る人を警戒してぎりぎりは通らないものの、あえてB側に寄りすぎるということはないはずです。

次にBからC方向へ移動する人の行動を考えてみましょう。

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あえてA側に寄って走るということは、通常はありえない行動です。そのため、BからCへ向かう場合にはある程度、Aから来る人を警戒して走るのではないでしょうか。

ここにAからCへ向かう場合の図を重ねてみます。

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そうです、ぶつからないんですよ。Aから走ってくる僕と、Bから走ってくる美少女は、ぶつかることなく並走を開始するわけです。

「お前いい脚してんな……!」「あんたこそ……!」という展開ならありえますが、ぶつかって「ちゃんと前見なさいよ!」的な展開は発生しないわけです。

逆にBからAへ、CからAへ向かってくる人とはぶつかってしまう可能性が高いですね。

僕がぶつかりかけた大人たちは、こういった方向に動いていたと予測されます。この図で言うと、駅があるのがちょうどA方面なので、たぶん間違いないでしょう。

僕の場合は通学路がほぼ遊歩道で広めの道だったので、どんなに食パンくわえて走ったとしても「ぶつかろうと思わないとぶつからない」という条件にあったわけです。

逆にどんな環境ならぶつかるのか

さっき説明したような図で行動できない狭い路地や、車道を車がバンバン走っているようなところであれば、ぶつかる可能性はあるでしょう。

そういう狭いところなら普通は誰か来るかもしれないと思って警戒しながら動くものですが、よほど急いでいたら「来ない方に賭ける!」的な思考が働いてぶつかる可能性もあるのではないでしょうか。

なので皆さんがもし運命的な出会いを果たしたいと考えるのであれば、条件として考えるべきことがあるワケです。通学路には必ず、狭い路地や、歩道しか通行人のスペースがない場所が多いところを選びましょう。

これが僕から皆さんにお教えできる唯一のことと言えるでしょう。

運命的な出会いを果たすには、準備はとても重要だということです。