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「マーケティング」とは、言葉の意味を調べたら宇宙だった

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僕はWebマーケティング関係の仕事をしています。

ブログにも「マーケ」というマーケティングの略語を入れています。

でも、僕は「マーケティングとは何か」という疑問にちゃんと答えることができません。マーケティングが指し示す範囲は非常に広く、定義がやや曖昧で流動的だからです。

僕が仕事でやっている範囲だけだと「最終的に商品やサービスを購入してもらうための活動」ということになりますが、それがマーケティング全体を指し示しているワケではありません。

複数の辞書に「マーケティング」の定義を確認してみた

「生きるとは何か」を考える思春期のように、何かの意味を見失いかけた時はまず辞書を使ってみるに限ります。とりあえず言葉の定義を知りたい。

すぐ調べられるネット辞書の定番「goo辞書」

顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。

※引用元:goo辞書

困ったときの素人だより「wikipedia

企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

※引用元: Wikipedia

自分でも名乗っている「マーケティング用語集」

日本マーケティング協会では「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である。」と定義しています。また、フィリップ・コトラーは「マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズや欲求を満たす社会的・経営的プロセスである。」と定義しています。 単に市場調査や販売促進といった意味ではなく、企業と顧客の間で価値を生み出してゆくコミュニケーション活動全体のことをさします。 マーケティングのプロセスは「情報」を元に「戦略」に基づいて「戦術」を実施する流れを取ります。正確な情報分析とマーケティング・ミックス戦略、そして効果的な施策展開が一つの流れになって初めてマーケティングが成立します。

※引用元:マーケティング用語集

色んな辞書の意味を教えまくってくれる「Weblio辞書」

こちらは多すぎて紹介すると引用だけで3,000文字オーバーするようなので控えておきます。

参考

調べた結論「確たる定義はそもそも存在しない」

他にも日本大百科全書などにも目を通したのですが、そもそも「マーケティング」という言葉に確かな定義というものは見つかりませんでした。

お偉い方々が「私はこう考える」という内容を発表しているという紹介も辞典に多々あって、もうこれは自由なんだなという結論に至りました。

すべての辞書で一致していることは「何らかの交換が行われる」ということでしょうか。僕の仕事の例で言えば「商品やサービスとお金を交換する」わけです。

これに一番近いのはWeblio辞書で見つけた「ISO用語辞典」による紹介。

言葉の意味は絶えず変化していますが、「売れる仕組みづくり」と解釈されることが一般的である。また、マーケティングの考え方をマーケティング・コンセプトといいますが、これも時代とともに絶えず変化します。

※引用元:ISO用語辞典

ただ、辞典としても「時代とともに絶えず変化します」と定義づけを行うことをやや放棄するという有様。

答えの出なさで言えば、哲学と同じですね。

言葉の定義は曖昧でも、中身の理論はちゃんとある

ガラッと話題を変えますけど、人は宇宙がどうなってるかちゃんと知りませんよね。広い宇宙のことは知らなくても、地球のことは多少知っている。日本のことはもっと知っている。近所のことは更に知っている。

だから家から駅までの道のりだって知っているし、知っている人に案内されればアマゾンの奥地にも数日でたどり着ける。



マーケティングという言葉は宇宙と似ているわけです。誰も言葉の意味を正確に知らないけど、その構成要素らしき販売促進のことは知っていたり、商品企画のことを知っていたりするわけです。

マーケティングには理論があって、アマゾンの奥地にたどり着くのと同じように、道順を知っている人に案内されれば目的は達成されやすいわけです。だから僕がやっているような仕事があるんですね。なるほど。

改めて「マーケティング」とは

マーケティングという言葉に正解はありません。

だから色々な人が「マーケティングとはこういうものだ」と主張しています。

誰かが正解だと思えば、それはそれで正解なんでしょう。人が作った言葉なので、人が正解を決めていいんだと思います。

ただ、それって「俺は宇宙ってこういう感じだと思うな」と発表しているのと正直大差ありません。NASAの人が言えばありがたがって聞くかもしれませんけど。



なので「仕事なにしてるの?」と聞かれて「マーケティング」という言葉が出てきたら、「あ、こいつちゃんと説明する気ねーな」と思いましょう。僕もちゃんと説明する気がない時や漠然とさせたい時に「マーケティング」という言葉を使ってるような気がします。

ちなみにブログに「マーケ」を付けた理由は、マーケティング関連の記事を書きそうな気がしたからです。具体的には「集客」と「販売促進」のことです。

なのでこのブログは「集客」「販売促進」「生活」という大雑把な括りで構成しようかなと思って名前を付けています。今までマーケティングに触れていなかったので、とりあえず概要を書こうと思ったらこのザマです。

思ったより概要が曖昧でした。

とか思ったけど「生活」はもっと広いですね。

「生活」こそ宇宙かもしれない。



なので、何でも書いていきます。

終わり方がわからなくなったので、今日はこれで。

おやすみなさい。