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春は恋する季節!「なんか分かる!」があるのが短歌

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恋愛の曲が多いのは、「共感されやすいから」という点もひとつにあると思います。

それは音楽だけに限ったことではありません。

現代短歌も同じです。

短歌と聞くと、どうしても響きから古臭いイメージになってしまうのですが。

でも!きっと、恋したことがあれば「なんか分かる!」と思ってくれるはず。

なぜなら、昔も今も好きな人に想いを馳せる気持ちは変わらないのです!

ローマ字で 君の名前を 書いたなら

この言葉で始まるのが、「恋ヲスル果実」の著書「沢木理桜」さん。

好きな人ができるとつい名前を言ってみたり、書いてみたり。

少しでも相手のことを知りたい、近づきたいと思ってしまいます。

短歌は、5・7・5・7・7

後ろの7・7を、あなたならどんな風に繋げますか?

「沢木理桜」さんは、こんな風に繋げました。

1mg 軽く思えり

これを見たとき嫁は「あー、なんか分かる!」と心のなかで叫びました。

短歌って、この「なんか分かる!」感を追い求めるような気がします。

好きな人の好みに合わせたくなるのが恋心

好きな人ができると、その人に気に入ってもらいたくてその人好みに少し染まりませんか。

テレビや音楽などの趣味を共有しようとしたり、ファッションの方向性を変えてみたり。

短歌でよく知られている「俵万智」さんの「サラダ記念日」という本にも、そんな歌が載っています。

気がつけば君の好める花模様ばかり手にしている試着室

「あー」とつい声が出てしまいそうになります。

嫁は女の子らしいフリフリやお花柄などのファッションは好まないので、この気持ちが良く分かります。

服を見ているときにふと、思うんですよね。

「なんで自分はこんなの手にしているんだろう」と。

そう気づくと可笑しくもあり、バカだなぁと思ったものです。

あーーーーー、青春だ。

恋する気持ちはいつの時代も変わらない!

平安時代の短歌でも恋の歌があります。

そして、教科書に出てくるような人も恋を経験しています。

たとえば「与謝野晶子

教科書で習った方もいるかもしれません。

与謝野晶子」の「みだれ髪」にあったのがこの歌です。

なんとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな

素敵です!

この歌を見たとき、春の夜の大きな月の下で女性がひとり佇む映像が頭のなかによぎりました!

好きな人が自分を呼んでいるわけなんかないのに、ふと外を見たり、窓を開けてみたり。

で、何もなくてがっかりして。

一体、あれは何なのでしょうか。

願望が姿を変えたのでしょうか。

まとめ

こういう歌を見ると、今までよりもちょっと身近に感じられませんか?

こんな風に短歌を楽しむのもオススメです!